
キモオタ向け梅酒、発売5日で1000本販売(37)
- 1 スカイ変態仮面φ ★ 2010/03/20(土) 15:41:30 0
- 2月18日。明利酒類(水戸市元吉田町)に隣接する同社の酒直売所「別春館」に、
萌(も)え系美少女をあしらった梅酒「うめ物語」が初めて並んだ。
真っ赤に染まった酒に、ほんのり赤ら顔の少女の絵。「本当に売れるの?」。
企画を担当した同社相談役の小川真幸さん(71)は半信半疑だった。
◆忘れられない笑顔
「美少女キャラを使った梅酒を作ってみないか」。
話があったのは昨年10月。水戸で開かれる同人誌即売会(コミケ)
にちなんだ関連商品の相談だった。
だが小川さんはコミケもしらなければ、萌え系美少女の意味も分からない。
おたくと言えば暗くて自分の世界に引きこもる若者という印象を持っていた。
半面、水戸の中心商店街を生き生きと再生させようとする実行委員会の心意気に惹(ひ)
かれる部分があった。萌え系キャラを使った経済効果にも注目した。
11月から準備を始めた。絵は人気漫画家の蒼樹うめさんに頼んだ。4種類の原画から
一つを選び、絵に合う梅酒を造った。「3月末までに千本売れればいい」。
予想はすぐ裏切られた。
2月20日の土曜日。観光バスの客たちが、いつものように土産の酒を買いに
入ってきた。と、客の中にどうも観光客とは印象の違う男性がいる。
彼は自家用車で酒を買いに来ていた。「これが、おたくと言われる人かな」。
接客していた小川さんはじっと観察した。
男性は、ちらっと「うめ物語」の棚に目をむけると、別の棚の酒を丁寧に見始めた。
5分ほど店内を見て回ったあと、ようやく「うめ物語」に向かった。
ゆっくりと遠くから少しずつ近づいていく。「あのときの彼の笑顔が
忘れられない。あんなに商品を大切に扱ってくれる客は、見たことがなかった」
男性は「うめ物語」を抱きかかえてレジへ持ってきた。
「真っ先に買えばいいのに」という小川さんの疑問に「うめ先生に
失礼だから」とつぶやいた。
以来、全国各地からいろんな客がやってくる。彼らと接するうち、「おたく」
と呼ばれる人への印象が当初とはずいぶん違ってきた。
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