もう23時か、

松村邦洋は小太り(6)

1 スカイ変態仮面φ ★ 2010/02/21(日) 17:56:14 0
1992年から98年まで、過激なロケ企画の数々で一時代を築いた
伝説のバラエティー番組『進め!電波少年』(日本テレビ系)が、
3月12日よりCS放送の「日テレプラス」にて毎週放送されることになった。
松村邦洋と松本明子がアポなしで無謀な挑戦をする企画や、
社会現象にもなった猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイクなどが
続々とオンエアされる予定。一世を風靡した伝説の番組を改めて振り返りたい人には
必見のプログラムとなっている。

松村邦洋といえば、ビートたけしや掛布雅之など、鋭い観察眼を生かした精密な
物真似で知られるお笑いタレントである。高田文夫の笑い声を真似た「バウバウ」
という一発ギャグも有名だ。そんな彼の出世作となったのは、やはり『進め!電波少年』
ということになるだろう。この番組がヒットしたことで、
松村は芸人としての生き方の方向性を決定づけられたのだ。

『進め!電波少年』という番組の企画内容は、前期と後期で大きく変わっている。
番組開始当初は、MCを務める松村邦洋と松本明子が、アポなしで数々の過激で無謀な
試みを実現させようと必死になるという企画が中心だった。
猿岩石のヒッチハイクが注目され、無名芸人のチャレンジ企画がメインになるのは
番組後期のことである。

この番組のアポなし企画が人気を呼んだのは、
企画を作る上で発想の転換を図ったことにあった。すなわち、
企画自体が成立するかどうか、実現できるかできないかを含めて、それを成し
遂げようと奮闘する一部始終を番組で見せてしまう演出手法こそが、
非常に画期的だったのである。松村邦洋と松本明子は当時、
あまり仕事もなくスケジュールは常にガラ空きだった。だからこそ、
いつでも迅速にロケに出ることができた。そのフットワークの軽さも成功の要因だった。

松村は、「渋谷のチーマーを更生させたい」という企画では、夜の
渋谷センター街でチーマーの群れにビクビクしながら近づき、
説教をしようとするが、一切話を聞いてもらえず、数人に囲まれて殴る蹴るの暴行を
受けたあげく、危うく連れ去られそうになってしまう。
香港のアクション俳優であるユン・ピョウが本当に強いかどうかを検証するという
企画では、ユンを待ち伏せして襲いかかるも、ボディーガードに返り討ちに
遭ってボコボコにされる。それ以外にも、池袋で出張ホスト詐欺師に拉致されて脅迫を
受けたり、砂漠で遭難して死にかけたり、この番組で松村は何度も生死の
境をさまよっているのだ。

だが、そんな松村の姿は、笑えないほど悲惨ではなく、どこか愛らしいところがあった。
小太りの体と弱気な態度で必死に任務を遂行しようとする彼の姿は、
妙にチャーミングで憎めないものがある。だからこそ、
それがギリギリのところで笑いにつながっていたのだ。

「芸人は、笑われるのではなく、笑わせる存在でなければいけない」
ということが、まことしやかに言われることがある。
だが、この番組における松村は明らかに、「笑われる」
ことに関して超人的な才能を発揮していた。常にオドオドしていて弱気で、
ハプニングに巻き込まれてはボロボロの姿をさらけ出してみせる彼は、『電波少年』
という枠でこそ、光り輝く資質を持っていたのだ。

松村は、いじられキャラである一方、物真似の名手でもある。
特に、ビートたけしの物真似に関しては、真似される本人も認めるほどの出来映えだ。
彼は、野球、歴史、お笑い、テレビなどに関しては抜群の知識量を誇っている。
それが下地になっているので、物真似にも独特の緻密さが感じられるのだ。

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