もう6時か、

『差別と日本人』…野中広務×辛淑玉著(評者:朝山 実)〜部落と在日 噛み合いそうで噛み合わない対話(155)

1 日出づる処の名無し 2009/06/20(土) 21:13:35 ID:t/oZkUQm
「三国人発言」をはじめ、石原慎太郎都知事はどうしてこんなにも差別発言を繰り返すのか……。
あきれて憤る辛淑玉氏は、対談の相手である野中広務氏もまた疑いなく、自分に同調するものだと
思い込んでいた。しかし、「昨夜石原と飯を食ったんですよ」と、返され、「え? なんで石原さんと
御飯食べられるんですか。なんで!?」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090618/197993/book.jpg
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090618/197993/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090618/197993/?P=2

辛氏が思わず問い質す場面は、ある意味この本のクライマックス部分にあたる。野中氏に対して、辛氏は
差別の痛みを分かち合うことのできる人間との認識があるからこその、「え?」だ。あの石原都知事と
なごやかに食卓を囲む場面が想像つかず、「どうして?」を連発、激しく詰め寄る辛氏に、野中氏は、
「あんなのボンボンですよ」「あれはまたいい男だから」「彼にも、僕のように忠告をできる人間がおらんといかんでしょ」

メシを食ったぐらいのことでなんで大騒ぎするのか。不思議だというふうに、野中氏が首を傾げる様子が目に
浮かぶ。同時に、周到な根回し、仇敵であろうとも必要とあれば手を結び、川底をさらうかのような情報収集で
弱みをつかんでは、政敵を震え上がらせた辣腕政治家の一端が覗き見える場面でもある。
本書では、総理に推す声が高まりながら、これを辞退し、2003年に政界から引退したものの、いまも存在感を
示す野中広務をゲストに、「在日朝鮮人」の辛口コメンテーター・人権問題活動家として知られる辛淑玉が
ホストとなって問いかける。対談のテーマはずばり、差別。

続く
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